映画 3月のライオン(後編)雑感
BL漫画 話せば長いふたりの話
個人的にBL漫画はストレスがたまってくると読みたくなる。自宅は本屋すら近くにない辺鄙な田舎にあるので本も漫画もDVDもそういうものは基本的にアマゾン先生が頼りだ。そしてアマゾン先生でBL漫画を物色していると次々におすすめ作品が表示されるわけでそのおすすめからなんとなく、絵柄とか表紙の雰囲気、タイトルから気になってあらすじを読んで試し読みができるものは試し読みをしてこれはよさそうだな〜!好みに合いそうだな〜!よんでみたいな〜!という作品をチョイスしてぽちっとするのが私のいつものパターンだ。
今月にはいってからぽちった作品では、
『話せば長いふたりの話』こめり著
話せば長いふたりの話【ペーパー付】 (arca comics)
- 作者: こめり
- 出版社/メーカー: ジュリアンパブリッシング
- 発売日: 2016/12/27
- メディア: Kindle版
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が、とても良かった。作者あとがきのようなところには特になんにも起こらないカップルの話と書かれていた。表紙の下にあるそれを読んだのは本編を読み終わってからだったけれどそれを見つけた瞬間これを読んで本当に良かったと思った。
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公演概要
演出:鵜山仁
出演:高畑充希、白石加代子、横田栄司、村上虹郎、麿赤兒、中島朋子、仁村紗和
観劇公演
2017年4月15日 マチネ
注意
- 何の気遣いもなくネタばれしています。
- すべて個人的な見解です。
お茶の間ギリシャ悲劇。
なんだろうなこの取っ付きやすい感じはと思っていて引っ張り出したのがそんな言葉だった。
なんだかんだといってこれは家族の話で母親が浮気して邪魔になった父親を殺し父親が大好きだった子どもが姉弟で結託してその母親を殺しただけの話だ。いや、”だけ”というにはかなりヘビーだけれどそのくらいの軽いテイストに感じた。死というものが非情な断絶ではないという前提のある軽さ、死というものがなんだかとても身近で昔、イザナギが死んでしまった妻のイザナミに会いに黄泉平坂を下っていって結局すぐに逃げ帰って来たみたいな生と死がなんの隔たりもなく陸続きにあるような軽さを感じた。神話というのは洋の東西を問わないのかそんな親しみを特に感じるお茶の間感がある舞台だったと思う。
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