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ことはみんぐ

演劇、美術、ミステリ、漫画、BL。趣味の雑感をのこすために。

とりあえず、お父さん①(過去ログ)

公演概要

作:アラン・エイクボーン

演出:綾田俊樹

出演:藤原竜也本仮屋ユイカ柄本明浅野ゆう子

 

とりあえず、お父さん | 天王洲 銀河劇場

 

観劇公演

2015年12月12日マチネ

銀河劇場

 

以下、2015年12月19日にTwitterにて掲載した観劇レポとなります。

 

 注意

  • 何の気遣いもなくネタばれしています。
  • 観劇レポというよりはストーリーの覚書という側面が強いです。覚えている限りの展開とせりふを詰め込んであります。
  • すべてを正しく記憶しては下りませんので正確さは保証いたしません。

 

初っ端から追記
12/22のアフタートークで柄本さんが藤原さんと笑いの芝居に関してなにか話したりするのかという質問に対して「しない、竜也くんは敵だから」というように答えられたというレポを読んでこの現場は決して楽しいだけではなくてやっぱり厳しくてでもすごく素敵な環境だったのだろうなと思って胸熱だった。柄本さんの口から敵!という言葉を藤原さんが引き出したのだと思うと本当に嬉しくてああ!次はどんなふうになっているんだろうと期待がさらに高まった。とはいえ、私が観られるのはあと一回ですが。その一回も心から楽しんで少しでも深く胸のうちに感じ取ったものを刻み込みたい(重い←

さて、追記はともかく、本編レポです。

なかなかお父さんて単語がでてこない。観ながらそれが結構気になっていた。そして「とりあえず、お父さん」てせりふもなかったような?あるのかな??いや、そもそもタイトルがせりふである必要がないけども。
本作はコメディだ。本当に面白かった。でも決して観客を笑わせにくる芝居が目立つわけではない。戯曲がよく出来ているからだろう。要所要所に笑いのツボをぐっと押してくる芝居もあるけれど会話劇でせりふを追っているだけでも本当に十分面白くて笑ってしまう。勘違いに次ぐ勘違いでどんどんあとに退けなくなっていく嘘つきさんたちに、疑いながら結局ころっと騙される青年、なにかおかしいと思いつつ状況に順応しながら嘘を見破る女性。登場人物はたった四人。嘘つきがふたりと嘘をつかないふたり。騙される主人公のグレッグがどこか哀れでやはり喜劇は悲劇なのかと思わせる部分もあるけれど嘘に悪意を感じないからか素直に笑ってみられる芝居だった。面白い。本当にずっと笑っていた。

では、とりあえず覚えてる限りのぼんやり曖昧にストーリーを追いながら気になったところを。
なお、せりふ的に表記する部分もありますがなんとなくこんな感じという残念仕様なので決して正しいせりふにはなっていません。あしからず。

最初のシーンはヒロイン、ジニィの部屋だ。下手側のベッドでもぞもぞしている物体がある。シャワーの音が最初からしていた。そして電話のベルがなる。ベッドヘッドにある赤い電話だ。布団からにょきっと白くて細い腕が出てくる。ベッドヘッドを手探りして最初は白い紙(だと見えたけれどそれが煙草の箱でそこにメモがしてあるとあとで解る。メモにはジニィの元彼フィリップの住所と柳の下という家の目印が書かれている)に行き当たる。しつこくなるベルにやっと受話器を取る。グレッグにとっては間違い電話。番号をいって〜番ですけどお間違いでは??みたいな応答で電話はすぐ切れる。最初はたぶん受話器を布団のなかに引き込んだような?まだグレッグは顔をだしていなかったと思う。そのあとたぶんむくっとからだを起こして布団から顔をのぞかせる。ちょっとへらっと緩んだ表情。この時点では電話のことは疑ってないのかもしれない。でも間違い電話は二、三回かかってくるから少しずつおかしいと思うようになってる感じ。
むくっと起きて布団で裸の上半身を布団で隠しながらそのなかから白いシーツをぐいっと引っ張り出す。たぶん自分で踏んづけたりしてて引っ張り出すのが結構大変そうで引っ張り出せたときは表情に達成感があった。やっと出た!みたいな。設定は裸で寝てたということのようで引っ張り出したシーツをうまく布団に隠れながらインドのサリー、もしくはローマのトーガのイメージなのか、胸の前でバッテンになるようにシーツをきゅっと巻きつける。下半身はすでにぐるっと巻かれていてシーツのロングスカート状態で布団からでてくる。

 

ちなみに、私が観たときはどうやらかなり露出度が低かったようで背中の肩甲骨の下あたりが三角形で見えるくらいで胸元も肩回りもだいたい隠れていた。シーツを巻いているというよりはさらしを巻いている感じ。
そしてこの辺のグレッグはかなり無邪気。基本的に天真爛漫な雰囲気がある。

足を布団から出してベッドから下りるときにまずはベッドの下に足を突っ込んでそこをさぐる。
あとから出てくるくだりにそれが朝起きたときの癖だとあり、癖をそのまま自分の部屋でもないのにやってしまうということはまだこの段階では微妙に寝ぼけているのかもしれない。そうなると電話に出てお間違いでは?と言っていたナンバーはジニィの部屋のものであっていたのだろうか??
それはともかく、ベッドの下に足を突っ込んでまずは熊か犬の水色のぬいぐるみみたいな金色の針金状の輪っかがくっついたよく解らないものを引っ張り出して、これは違うなって感じで足に引っ掛けてちょっと投げる。そしてまたぐいぐいベッドの下を足で探って今度は赤いチェックのスリッパを引っ張り出す。履いてみて、一瞬引っかかるみたくスリッパを見る。ベッドに座って両足をぴんて伸ばすような感じに持ち上げた?イメージが残ってるけどどうだったかな?なんだかすごく嬉しそうに見える表情だった。でもこのあとの展開的に嬉しそうという感情はずれがあるからたんに嬉しそうなわけではないのかもしれない。でもグレッグはこの赤いチェックのスリッパに最初から引っかかっていることだけはたしか。

そもそもグレッグはあまりマイナス感情を表す顔をしない。基本的に終始嬉しそうだったり楽しそうな感じ。笑顔は浮かんでいるけど実は内心をあまり表情にしていない感じ。それは決して芝居が下手ということではなくてむしろそういう人物像としてしっくりきた。小心者でだれかと争ったりそういうことがきっと苦手な人というイメージ。あともしかしたらひとつの事柄を順序立てて始まりから帰着するところまで頭のなかで持っていくのに少し時間がかかるタイプなのかもしれない。直感では敏いけどそれがどういう理論で成り立っているのかということの道のりを理解するまでがちょっと鈍そうでゆっくり理解してるうちに直感で捉えた真実がぼんやりしてうやむやにしてしまいそうな感じ。が、少しある。

ベッドから下りてぺたぺた歩いてみてサイズがかなり大きいことを確認してまたぺたぺた歩いて唐突に非暴力、不服従byマハトマ・ガンジーとかなんとか笑いながら言い出す。この時にはスリッパのことは頭から抜けているように見える。ガンジーの言葉を自分で言って面白くなった感じで部屋のなかを回って前にきてもう一度非暴力!

いきなりなんでガンジー?と思ったけどシーツを巻き付けた格好がインドのサリーみたいだから思いついてしゃべってるんだろうなと理解。

そこにまた間違い電話。だったような気がする。
どう考えても男性サイズのスリッパと何度もかかってくる電話がこの時点ではすでにグレッグの頭のなかでは繋がっている。このあとの展開的に声の調子でジニィより三十歳くらい上のジニィの元彼、もしくはまだ関係のある浮気相手として認識している。でもほとんどそれに対して怒ったり、拗ねたり、悲しんだりと心を動かされたようすは見せない。代わりに少し甘えたようにまだシャワー中のジニィに呼びかける。
グ:ねぇ、ジニィ〜!
ベッドからバスルームの扉の隣にある窓の前に行ってカーテンを開ける。
グ:ほんとに今日出かけなきゃだめなの?
甘えてごねてる感じ。
お風呂に入っているジニィはあんまり聴いてない。なに〜?とか聞き返してた気がするけどグレッグの話を聞くつもりはなさそう。
ジ:それよりお湯沸かしてあるの!お茶をいれて!
グレッグは目に見えて不機嫌にはならない。でもちょっと面白くなさそう。室内にいっぱいある花のことを指摘する。つまりその花が電話の主でスリッパの持ち主でもあるんだろうと思っている相手からの贈り物だと解っている。でもジニィは知らんぷりで取り合わない。グレッグは怪しんでいるけど決してずばっと真相をつくようなことは言わない。

すでにこの段階でグレッグよりもジニィの方が上手な感じはある。ジニィはグレッグのことはどうにでも丸め込めると思ってるのかもしれない。

お茶を入れにいったグレッグが黄色い花束を持って奥のキッチンから戻ってくる。
グ:なんでこんなにいっぱいあるんだよ?おかしいでしょ?シンクにもあるし、邪魔だよ!
バスルームからちらっと顔だけ覗かせるジニィ。
ジ:じゃあお風呂に入れとくからちょうだい!
花束を受け取ってまたジニィはバスルームに引っ込む。グレッグはもう一度キッチンに戻ってお茶をいれる。
グ:お湯にも花びらが入っちゃったよ!
文句を言いながらトレイにティーセットを載せて持ってくる。

ピンクのバスローブ姿でジニィ登場。下に黒っぽいキャミと下着をきてる。スリッパは白に紺か黒のラインが一本。
笑顔。ジニィはすごく可愛い。グレッグもジニィにめろめろなのがよく解る。お花のことや電話、スリッパのことでジニィにほかにも相手がいることは疑っているにもかかわらず、ジニィを目の前にするとやっぱりジニィのことが可愛くて疑念もすこんと抜けてしまう感じ。でれでれしてるグレッグも可愛い。でも電話やスリッパの意味には触れないけどこの日、ジニィが出かけることは気になるようでまた聞く。
グ:ねぇ、今日でかけるの?
ジ:夜には帰ってくるって言ってるでしょ?
グ:でもふたりの休日が半分つぶれるんだよ?
ジニィにくっついていちゃいちゃしながら問いかけるグレッグ。

ついでに。ここの休日が半分つぶれるという表現がちょっと時代や文化の違いになっていて面白かった。この段階で休日が半分つぶれると言われて私はこの日が土曜日で土日が休みだけど土曜日だけ一緒にいられないという意味かと思っていた。でも後々、この日が日曜日だとフィリップのせりふで知って、半分というのは二十四時間のうちの半分がつぶれるという意味なのだ気づいた。時代が戦後くらいの古い話だから週休は二日じゃないんだな、と。

それはともかく。このあたりのシーンのベッドにふたりで倒れ込むところがかわいい。どっちのスリッパもぬげちゃう。ジニィは片方残ってたけどスリッパがベッドに倒れ込むときにぽんて飛んで足が四本ぱたぱたするのもかわいい。ベッドでこのままいちゃいちゃしてよってグレッグがジニィに体をよせるけどジニィは最初はちょっと乗り気だけどグレッグがさらにくっついてくるとからだ起こしてだめって離れちゃう。

一緒にいられる時間が減って寂しくないの?というふうに拗ねてみせるグレッグ。あんまり拗ねられるとめんどくさいと判断したらしいジニィはグレッグのところに戻ってきてグレッグにくっつく。場所は椅子かな?
ジ:寂しいけど、でも、両親にはずっと会ってないから…。
ジニィが出かけるのは両親に会いにいく予定があるからとたぶんここで観客は知る。そしてグレッグはジニィが会いにいくのは両親ではなく、二股相手のところなのでは?と疑っている節がずっとあるけれど、本人がいうようにジニィの両親に自分も会いにいきたいのかどうか見ながら翻弄させられる。

実際のところ、ジニィの部屋のシーンでは二股相手に会いにいくことを疑っているというほうがしっくりくる。けれどローズガーデンにシーンが移ってからは本当にフィリップとシーラをジニィの両親だと思っている雰囲気なのでどこでグレッグの印象が変わるのかが少し謎だったのだけれどあとで考えてみるとジニィが持っていた住所の家にフィリップだけでなくシーラもいて、ジニィ自身もフィリップとシーラがいる家に来たということが決め手になったのだろうな、と思った。ジニィにすればシーラは日曜日の午前中は教会に行っている予定でフィリップの家を訪ねるつもりだっただけなのだけど運悪くこの日は牧師が好きじゃない人だったせいでシーラは家にいてフィリップと話をする予定だったジニィには誤算だけれどシーラが家にいたおかげでジニィが二股相手に会いにいったと思っていたグレッグの誤解という名の真実を巧く騙せる結果にもなって最終的にはとりあえずグレッグを騙し仰せるからジニィには結果オーライなことに。それにしても文章にすると回りくどいわ、こんがらがるわでよくわからない。でもこうして考えているとこんがらがるけれど客席に座って舞台を見ているぶんにはただただその誤解と真実が裏表になった掛け合いが楽しい。

グレッグは二股相手のことを指摘しない代わりにジニィといちゃいちゃしたくてしょうがないみたい。
二股相手にしろ両親にしろ、ジニィが行かないと言って自分と一緒に休日をいちゃいちゃしてすごしてくれればそれでいいと思っているような気がする。でもジニィは決して自分の予定を変えない。いちゃいちゃしようとするグレッグから離れてメイクしにドレッサーの前に行ったり、戻ってきてテーブルの上の紅茶を飲んだり行ったり来たりしていてジニィは結構忙しい。
ジ:紅茶入れてくれた? 朝は紅茶を飲まないと目が覚めないの。
わざとらしくグレッグから離れて椅子に座ってカップを手に取るジニィ。どうにかグレッグをはぐらかしてごまかして出かけなければと思っている。
グ:どうしても行くなら僕も一緒にいく。
ジニィが取り合わないから挨拶もしたいしいいだろ?みたく言い出すグレッグ。このときのグレッグが本当に両親に会いにいきたいって気持ちと会いにいくのが二股相手だったらどうにか暴きたいとか阻止したいという気持ちのどちらなのか判断がつかなかった。もしかしたら両方なのかもしれない。二股相手に会いにいくのかもと思ってそれをどうにかやめさせたい気持ちもあるし、ジニィが嘘をついてなくて本当に両親に会いにいくなら自分も一緒にいくべきだと思っているのかもしれない。グレッグの気持ちも揺れてるから見る方の気持ちも揺れて、でも、見ている方はジニィが両親じゃなくて二股相手に会いにいくのは解っているから思わずジニィの気持ちを汲んでヒヤヒヤしてしまった。

ジ:だめよ!うちの両親は古いっていうかいきなり連れてったりしたらパニックになっちゃう!
グ:ジニィは僕をご両親に会わせたくないの?
ジ:そんなことはないわよ!でもうちの両親はダメなの。急には連れて行けないの!
少し拗ねてみせるグレッグにジニィは折れないし突っぱねるけどちゃんと取り繕うから機嫌は損ねないように気をつけている感じがある。
でも折れる気がないジニィは、話は終わり!というふうにまた身支度に戻る。グレッグも納得はしてないけど自分も着替えたりシャワーを浴びたりしなければならないから一端バスルームへ引っ込む。けれどさきほどグレッグがジニィに渡したキッチンにあった花束が伏線になっていて、グレッグが渡した黄色い花だけじゃなくほかにもいっぱい花束を抱えてバスルームからすぐに戻ってくる。
グ:さっき渡したのはひとつなのになんでこんなにいっぱいあるの??ここにもそこにも!あそこにも!!なんでこんなにあるの!?
部屋のいたるところにある花束のことを指摘するグレッグ。
ジ:ほら、角のところに花屋さんがあるでしょ?
グ:……知らない。
ジ:とにかくあるの。そこで二束分の値段で五束売ってくれるっていうからかってきたの、きのう。
グ:でも計算合わないよね?きのう僕がかってきた分とその五束で六束でしょ?七束あるんだけど?あとひとつは?
ジ:もうひとつはもらったの、花屋さんにあたしが!
ここ、花束七つじゃなくて八つて言ってたような気がしてるからどこか数はずれてるかも。それはともかく、グレッグは疑いの眼差し。でも強くずばっと指摘はしない。
ジニィは指摘されないことを良いことにスルー。奥へ引っ込んでローブから青いワンピースに着替えたりメイクしたり忙しい。グレッグも強くは言わなくて着替えの続き。ただし、動きはここで着替えなのか記憶が曖昧なのでよく解らない。

ちなみに。グレッグの着替えのシーンは、バスルームに引っ込んでいるのだけれど顔だけ出してジニィと会話をするときがあってその際にたぶん顔だけ出す予定だったのだと思うのだけれど、左半身が数センチはみ出していて、お御足が見えていたのでそれがどうしても気になってしまった。そのときはもうシーツは外していてたぶん上も下も脱いだ状態だったのだけど、きれいな足に釘付けになってしまった。思わず。竜也さん!もうちょっと隠れて着替えて!見えちゃうじゃん!!/////←
この着替えのところは私が観てたのは上手のサイドブロック通路側から3席目だったのでかなり角度があったから足がはみ出しちゃってたのがみえたのかな?と。

バスルームに引っ込んだり出てきたりしながらぱぱっと着替えてネクタイ締めてそのあとが例のスリッパにようやく触れるシーンだったと思う。
グ:このスリッパ、だれの?
ジ:どうして?
グ:大きいでしょ?
ジ:それがどうかした?
取り合わないジニィ。グレッグは強くは言わないけどジニィにスリッパを渡してそれまでより少し強気に出てた気がする。
グ:サイズ見てみて?
ジ:Lてなってるわ。
グ:僕はMだ。
ジニィ少し言葉に詰まる。
ジ:そうよ!そのスリッパがだれのか思い出した!前にここに一緒にルームメイトのよ!
グレッグ疑いの眼差し。
ジ:ルームメイトの飼ってた犬の!スリッパなの!!
さすがに苦しい言い訳でしかない。どう考えても本当のことを言ってないジニィにさすがにグレッグも怒る。バスルームに一度引っ込んで服を何着か持ってきて大きなバッグに詰め始める。
グ:出てくよ!
最初はジニィも引き止めようとするけどちょっとグレッグが頑に出たらすぐジニィもへそを曲げる。
ジ:出てくってほんとに?じゃあこれももってけば!
スリッパかえして逆切れするジニィ。電車に遅れるから急がなきゃと身支度再開。
グレッグはベッドで靴下をはいている。
グ:それならタクシー呼んであげようか?
顔も上げないで言うグレッグにジニィ
ジ:じゃあお願い!
不機嫌なジニィ。グレッグも拗ねてるから自分で電話してあげようかと言ったにもかかわらず電話をする気配がない。
でもグレッグがやっぱりすねてるからベッドいってとなり座ってグレッグの肩をだきながら両親とは久しぶりだからみたいな感じになだめる。でもやっぱりすねてるグレッグになだめるのやめて怒るジニィ。ベッドを離れてグレッグの分の紅茶飲んでまずっ!て紅茶入れ替えにいく。
まずいのはつまりお湯にも花びら入っちゃったよ!て言ってたからそれでにがいとかまずいとかってことなんだろうな。たぶん。せんじぐすりみたい?みたいなことを言ってた気がするけど忘れた。
そんなこんなでけんかしながらでもいきなりジニィがわたしたち、でもけんかするほどなかがいいみたいな感じよね?的にいきなり仲直りの方向へ持っていく。そしてグレッグもころっと機嫌がよくなりかけてタクシーに電話。
ジニィの声まねで目印を青いドレスに白いコートて声高くして言うけどにてないし声かすれてる。でもまねっこはかわいい。
ちなみにまだこの時点でジニィはコートを着てない。もう少しあとで白いコートを奥から持ってくる。
声真似で電話するから思わず笑ってしまうジニィ。グレッグのことが憎めないって思ってる感じ。

そこでまたご両親にぼくもあいたいって話にもどって結婚したいとかいいだすグレッグ。
それならこのままついでにごあいさつにいったりなんか…どう?みたいな。
ジ:結婚て、それ本気?それプロポーズなの?
もじもじしててあんまりちゃんとしゃべらないグレッグにつめよってプロポーズならプロポーズだって言ってとジニィ。
グ:プロポーズだよ!
ちょっとかみしめて言うグレッグ。
ジ:……すぐには返事ができないわ。
ちょっとグレッグへこむ。
グ:そう、だよね。……でもあと二分で決めて僕もご両親にご挨拶にいくってのは?
ここは確実に笑うところだった。笑
ジ:むりだから!
グレッグはこういうところを見ると結構したたかだ。鈍いともいう。

ジ:急がなきゃ!電車に乗り遅れちゃう!タクシー、まだかしら?
話をそらすためにタクシーがきたか見にいこうとするジニィ。でもそこにピンポンが鳴る。ジニィが出ようとする。
グ:タクシーじゃないと思うよ。車を置いてきたなら別だけど。
窓から下を見たグレッグが下に車がないことを告げる。
ジニィはその瞬間、二股相手がきたのか?!と慌てる。それに気づいたグレッグがジニィと入れ替わって玄関に向かう。
ジ:グレッグ!!!
二股相手だと思ってるジニィはすでに悲鳴!
ここは緊迫感があった!グレッグを呼ぶジニィの声が危機感に満ちてた。
グ:…見てくる。
一度振り返ったグレッグだけどさすがに怪しんでるから動けないジニィを置いて玄関側の扉の外へ。
グレッグの姿が消えた瞬間からおろおろし始めるジニィ。
ジ:どうしようどうしよう!!まずいわ!!!
今まさに玄関の外でグレッグと二股相手が鉢合わせている!と思うと生きた心地がしないんだろうな。でもそこにまたしても電話がかかってくる。それがおそらくフィリップで、今のピンポンがフィリップじゃなかったことには安堵したジニィだけど、ここ、実はラストの展開から類推すればほんとに安堵できたとは限らないのでフィリップからの電話でこっちに対応することでいっぱいいっぱいになったから来客のことは一瞬頭から抜けたということなのかもしれない。
ジ:もう私のことはほうっておいて!
別れ話がこじれていることがこの電話でたぶん客席に伝わる。そこへ来客の応対が終わってグレッグが戻ってくる。でもジニィが電話をしていることに気づいて玄関側の扉から部屋に入ったけどすぐに引っ込んで顔だけだして聞き耳を立てる。元彼と話していることはすぐに知れる。でも話の雰囲気は元カレにしつこく言いよられてジニィが迷惑しているという感じだからグレッグからしてもさほど険悪な感じではない。電話を切った瞬間、今度はちゃんと部屋に入ってきてグレッグは今戻ったふりをする。
グ:お隣さんだった。荷物、預かってくれてたんだって。
ジニィに小包を渡す。
グ:開けないの?
ジ:どうせカタログかなにかだから。よく送られてきて迷惑してるのよ。
おそらく二股相手からのプレゼント攻撃だと思って開けられないジニィ。箱ごとゴミ箱に小包を捨てる。
ジ:タクシーこないし、もうほんとに行かなきゃ。
グレッグの口かな?ちょっとくちびるの端っこくらいに見えたけどそのあたりにキスして玄関の近くにかけてあった帽子を被って出かけるジニィ。
残されたグレッグはちょっとしょんぼりしてる。でもひとりになってゴミ箱の箱を拾って中身を確かめる。カタログではなくてたぶんチョコレートの箱。
グレッグは少し落ち込んだような表情をするけどジニィが出かけていくのを見送るつもりだったのか、窓の下を見てジニィのために呼んだタクシーが来たことに気づいて出てく!といって用意したバッグに詰めかけの服とかを詰めて、さらに結局スリッパも詰め込んでいそいそと出かける。出かけるときはちょっと楽しそう。
で。暗転。

と、ここまで振り返ってきて思ったのだけど。花とチョコレートと電話。この段階では全部同じ人間からなのかと思っていたのだけれど、ラストの展開から考えて少なくとも花とチョコレートは同じ人物じゃなく違う人物が贈っているのかもしれない。と思ったり。ローズガーデンに着いてからフィリップがジニィにあげようとした贈り物は花でもチョコレートでもなくて旅行だったからグレッグのほかにあと三人相手がいる可能性もあるのかもしれない。ひどいな、ジニィ…。笑

ついでに。前半のジニィの部屋のシーンで抜けたところを。
身支度するジニィがグレッグに除光液を取ってと頼むシーンがある。それがチョコレートのシーン。
ジ:マニキュアは電車のなかで塗るわ。ほんとに間に合わないもの!そこの引き出しに入ってる除光液だしてくれる?
頼まれたグレッグはドレッサーの向かって左の引き出しをぐいぐい引っ張って開けようとする。けどなかなか開かなくて力任せに惹いたら箱ごと全部引き出されて中身を全部ぶちまけることになる。除光液が入っていたのかは結局不明だったのだけど、引き出しの中身はいくつもの箱でそれが全部チョコレートのものらしい。不審がるグレッグ。
ジ:友だちにもらったの。ダイエット中だからって。
グ:きみもしてなかった? ダイエット。
ジ:してるけど、あたしは、ほら、そこまで切羽詰まってないし。
グ:へえ?
グレッグからすればこのチョコも二股相手からの贈り物としか思えない。だから冷めた調子で疑問を表してた。と。思う。

あと、電話の横のメモについてグレッグが自分の実家の住所を忘れるなんていくらなんでもその記憶力はどうにかしたほうがいいよ、とか言い出すシーン。
ジ:それは職場の人がお礼の手紙を書きたいっていうからメモに書いて渡そうと思ったの!
実家の住所を覚えてないわけがないじゃない!というふうに返すジニィだけど、ここ、かなりの突っ込みどころだった。何しろ住所の隣に『柳の木の下』ていうおまけの目印まで書かれているからだ。グレッグはそこには気づかないのか触れなかったけど、手紙を送るための住所なら目印は必要ない。住所があれば配達されるから。
観劇前のランチでご一緒だった方がそれ以前に観た回ですぐうしろのひとがすごく笑っていてしかも芝居に対してひとりで突っ込んだりしているという話をしてくださっていてここのことかな?と少し思った。私も思わず突っ込みそうになったので。笑
でもおかしなことを言ってるジニィもグレッグも結局気づかないままとくに伏線になるわけでもなくこのシーンはスルーされる。

さて、戻って暗転中。
スクリーンが降りてきて裏で場転をやっているあいだタクシーに乗るグレッグの映像。
ああこれがなんかまわってきてたどっかのタクシー会社とのコラボってやつか!となる。
映像でタクシーに乗るグレッグ。手にはジニィがメモったたばこのはこ。箱のアップで住所と柳の木の下ってかいてある。日本語だった。笑
ジニィが煉瓦の建物の前を急いでるコマ撮りの映像とかもはいって駅!ハリーポッタのキングスクロス駅とかパディントン駅みたいな煉瓦造りでアーチの天井と窓のカットが入って列車にのってぐんぐん景色がかわり地図がうつってロンドンからどこどこへむかったよ〜!てなって再び暗転。

スクリーンがあがって明かりがぱってつくとローズガーデンのあずまや。フィリップとシーラがお茶を飲んでる。ちょっと倦怠期な夫婦という感じ。最初は紅茶に入れるマーマレードの会話。いつもと違うマーマレードしか売ってなかったからそれを買ってきたけどこれじゃないってフィリップが文句をいってでもなければないでまた文句をいうんでしょう?てシーラが応戦している。フィリップの機嫌はあまりよくない。どうやら奥さんの不貞を疑っているからのよう。理由は日曜日に手紙がきたから。シーラのほうはフィリップが仕事で行くという一週間のヨーロッパ旅行を疑ってる。フィリップがあんまりにも忙しいしつまらん旅行だっていうから。
シ:ほんとは私にきてほしくないんでしょ?
フ:そんなことはない!くるかこないかは君が決めればいい。ただ移動に継ぐ移動で詰まらん旅だ。
とかいいながらこないってきまってちょっとほっとしてる。
フ:十日も退屈だからこない方がいい!
シ:一週間じゃなかった??
フ:あ、いや、一週間とちょっとだよごにょごにょ……
フィリップはしどろもどろ。そろそろ俺は畑仕事に〜とかって逃げる。でもフィリップは自分のことは棚に上げてやっぱりシーラの不貞を疑ってて日曜日の手紙が〜〜〜!!!!て切れて大声でわめく。
実際のところシーラの不倫は不明。フィリップも最初は信じてなかったみたく言っていて、フィリップの動向がおかしいからかまをかけるつもりで日曜日の手紙を自分あてにだしたのか??とか言っていたからそうかもしれない。けど不明。

とりあえず女はこわい。そして男はおろかでどうしようもない。特にフィリップ。ひどい。自分も不倫するのに奥さんの不倫はゆるせないし、まあ不倫は許せないだろうけどでも自分もしてるのがだめ。あとここで今日は教会じゃないのかってフィリップがシーラに聞くシーンが入る。今日は復活祭から三週目の日曜日だから教会にはいかない。くる予定の牧師の話がおもしろくないから。て話が入る。それがジニィが今日くることと絡む。奥さん教会いってると思ってた!とあとでフィリップにいうシーンが後から入る。
シーラが出かけているはずだから今日訪ねてきたのだというジニィ。偶然で四人が揃うことになった伏線。

で。鍬がないってわめいてるフィリップが引っ込んだところにグレッグ登場。物珍しそうに周りを見ながら、遠慮してる感が少しあるけどでもずかずか入ってくる。
シーラにしたらだれ??
グ:ピンポンおしたんですが。
シ:ああ、壊れてるのよ。
グレッグはシーラをみてあんまり若いからおどろいてる。そして結構挙動不審。へらへらしてる。かわいい。なんかちょっとてれてるんだろうな。
グ:僕のこときいてません?
シーラはやっぱりだれ??状態。
ジニィはまだきてない。グレッグはジニィがいないことも最初は気づいてない。そしてシーラをほんとにジニィのお母さんだと思ってる。シーラもグレッグを受け入れて結婚を申し込んだ話をきいたりしてる。でもグレッグがシーラのことを知ってる体ではいってきたからむげに追い出すこともできないってことなのかな?
グレッグは不審人物だ。

この時点でシーラは鷹揚な田舎の裕福なおばちゃん。なのかな?夫には厳しいけど貞淑な妻っぽい。そしておおらかでいいとこの嬢ちゃん育ちだから寛容でグレッグがいきなり現れてもんん??て思うけどそんなに不審者だとは思わないように見える。温室育ちというかあんまりひとを悪く思わない素の部分がグレッグをすんなり受け入れるのかな?と。

さすがに鷹揚なシーラもジニィってだれ??みたいになりながらジニィとの結婚をゆるしてほしいと言われて大丈夫かしら、この人?となっている。でもお手上げになってきてフィリップにその話を聴いてもらいたいとかグレッグが言い出して自分はどうにかお役御免であとはフィリップにお願いできる〜て首を傾げながら家の方へ引っ込んでフィリップにバトンタッチ。
両親とはごはん食べる予定だってジニィがグレッグに言ってるからごはん食べるってグレッグもシーラにいうし、え?おひるうちで食べるの??てなりながらでもちゃんとお昼の仕度をしにいってくれる。
シ:お昼をたべるならしたくしゃなきゃ!
そこでグレッグも引っかからなきゃならないのに引っかからずに、お願いしますと素直にいって、でも手伝いますと良いお婿さんになりますよ!とアピールする。だけどその前にフィリップにお嬢さんとの結婚をゆるしてって話をしなきゃならなくてフィリップとグレッグのシーンになる。

ちなみに。結婚したいんです!とシーラにいうときとかてれてるときのグレッグが声ひっくり返っちゃうのがかわいすぎる。一ヶ所、声もひっくりかえるよ!みたいなことをグレッグ自ら言ってたけどあれはなんだ?アドリブか?当て書きか?

で。フィリップがきて結婚をゆるしてもらいたいんです!みたくグレッグがいう。と、フィリップは日曜日に届いたシーラ宛の手紙という布石があるせいでだれとの結婚とは言わなかったグレッグをシーラの相手だと誤解する。
敵意むき出しフィリップ。ちょっとあぶないおじちゃん。おじいちゃん。だいじょうぶかなこのひと??て感じだけど浮かれてるグレッグはあんまり解ってない。ご両親の家(とグレッグは完全に思い込んでいる二股相手の家)にジニィより先についてしまうし、結婚の報告をする気まんまんだし舞い上がっているからだろう。もともとそんな感じで空気が読めないのかグレッグは話噛み合ってないのをほったらかし。
フィリップはフィリップでシーラの浮気相手か!!!てなっているから怒っているし、でもこの人も鷹揚にことを荒立てないように体裁ってものもあるからと抑えている。でもそれがグレッグには伝わらない。ちょっと、ん?て思うところもあるけれどやっぱりほったらかし。
庭を褒めながらいきなりシーラがフィリップはトマトが嫌いだからって言ってたからトマトはないんですね〜!とか言っちゃうグレッグ。両親に結婚のごあいさつなつもりできてるのにトマトきらいなのをからかうって結構あり得ないような気がするけどそこは気にしないんですねグレッグさん。
だいたいグレッグさんテンション高くてああやってテンション高めてないとはずかしがりの引っ込み思案ちゃんな素が出てくるから自分でもそういうふうに気持ちを持っていってるっていう感じなのかもしれない。もしくは、緊張してしゃべりまくってしまうひとみたくなっているのかも。概ねへらへら笑っていて騙されても気づかないし、すごくかわいい。そしてやっぱり空気読めない。だからなんか変だけど両親は両親だと思ってる。

グ:結婚をゆるしてもらいたいんです!
こういうせりふで誰とという目的語?に当たる部分が抜けていることがすべての会話でみそだ。
フ:一緒にくらそうがなにしようがすきにしろ〜!だが結婚だけはだめだ。いや、むしろむりだ。
なにしろシーラは自分と結婚しているのだから、という言葉にしない部分が誤解に誤解を重ねていく。グレッグからすれば父親が同棲は認めても結婚はゆるさないと言っている状態だからかなり??となっている。普通の親なら逆で同棲なんてするくらいならちゃんと結婚しろ!と言われるものだと思っているから。
なのでグレッグの認識としてはフィリップはかなり変わったひとなんだということになる。

この辺り、さらにもうひとつ誤解の会話。
グ:ただ彼女にとって僕は初めての相手じゃないんですけどね…(泣)過去にもいたんです…;;
フ:ああ、そりゃあそうだろうよ!
フ(傍白、というかせりふにはなってないかも?):なにしろシーラはれっきとした俺の妻だ!ほかに相手がいるもなにもない!
この時代、まだ純朴というかジニィみたく遊んでる女の子のほうが少ないのかもしれない。グレッグはむしろジニィとは正反対で真面目で純朴そのもの。ただ自分がジニィにとって最初の相手じゃないってことを哀しんでいるのは処女性を重んじているという雰囲気ではなくて自分以外に彼女がこころを動かされたことがあるってことが少し寂しいという感じのような気がする。自分はジニィが初めてだったからかもしれない。これまで全然出会いがなくてジニィに出会って初めてひとをすきになって夢中になって周りがまったく見えていない。本当に純朴でかわいい青年だ。

で、またシーラが戻ってきてフィリップはシーラとグレッグに見せつけられていると感じるのかまたキレて去る。

フィリップにぽかんてなるシーラとグレッグ。
グ:…変わってますね、とくに結婚観が。
シ:ええ、それは私もずっと思っていたわ。
グレッグはここでもフィリップのことをお父さんと呼ばないし、シーラはシーラでフィリップが不倫をしていることをほぼ確信しているからその相手がまさかグレッグの恋人だとはおもっていないけど同意することになってでもふたりとも考えていることは食い違っているから観ているほうはそのずれが面白い。

あと、シーラが去ってフィリップが戻ってきてグレッグとフィリップが最初に顔を合わせるとき、だったろうか。
あずまやをふたりで追いかけっこしながらぐるぐる回るシーンがある。それが私の観た回はずっと追いかけっこでぐるぐるするのではなくてグレッグがショートカットしてあずまやのなかを突っ切ってフィリップに追いついていた。
挙動不審なフィリップに笑っちゃうグレッグ。
それからグレッグをポインターくん!て呼ぶところ。ぽぽぽぴぴぴぱぱぱぽぽぽポインターくんてあずまやにすわってポインターくんを呼ぶシーンのフィリップさんがおもしろすぎてグレッグもグレッグではなくて藤原さんに一瞬戻って素で笑ってた。観劇された方の話をきくとここは毎回笑わせにくるシーンみたい。面白かった!

そしてグレッグがお水を飲みたいとかそんな理由でキッチンへはける。
シ:オーブンの温度下げておいて?
グ:解りました!
言われて家のほう消えるグレッグ。その直後、やっとジニィ到着。やっぱり勝手に入ってくるジニィ。
シ:あら今日はいったいなにがあったのかしらね?
また不審そうにでも鷹揚に対応するシーラ。ジニィがここではフルネームを名乗る。

ちなみに。グレッグとシーラが最初にあったときグレッグもシーラもセカンドネーム言わなかった。これも誤解を誤解のままにしておくためのポイント。シーラがフィリップをグレッグに紹介するときも夫のフィリップですっていうだけ。セカンドネームが違うと解ればさすがに家族じゃないと解るから。

シ:ジニィ?ジニィ??ああ、あなたが!
ジ:え!?私のことご存知なんですか??
シ:ええ!もちろん!素敵なお嬢さんだって聴いてますわ。(にこにこ
ジ:私のこと、話したんですか??
シ:ええ。……え?ジニィ・〜さん?
ジ:はい。ジニィ・〜です。
シ:ああ!あなたが!オールドミスの〜さんなんて聴いてたからもっとお年を召してると思ってたわ!
シーラは最初ジニィと聴いてこの子がグレッグの恋人かと理解する。でもジニィがセカンドネームも告げたことでフィリップが以前会社の同僚のこととして話した名前を思い出す。
シ:主人から伺ってますわ。今日はどういう??
ジ:ご主人とは元同僚でして、今日は仕事!そう、仕事の話で!…ご主人はいらっしゃいますか?
ジニィは今日は日曜日だから午前中はシーラは教会に行っていると踏んでいた。でも家にいるし、なぜかフィリップが自分のことを話したららしいし、これはまずいのでは?となっている。ジニィはまさかグレッグが着ているとは思っていない。

ちなみに。年齢のことはグレッグとシーラのシーンでも出てきた。
シーラを見てジニィの母親なら自分の母親と同じでもっとおばあさんだと思っていたと話すシーン。
あと、年齢のずれとして、グレッグがジニィに三十も年上の男がいたらしいとフィリップに話すところ。グレッグはジニィのことを話しているけれどフィリップはシーラのことだと思っているからシーラが三十も年上の相手とそういう関係になったことがあったと誤解する。シーラより三十も上なら、八十くらいという設定だろうか。それを聴いてフィリップはだいぶ取り乱す。
フ:三十!?…三十!??!
自分は三十歳くらい下の女の子と付き合ってるくせにものすごく動揺しているのは自分より三十歳近く上の男がシーラと関係してると思うと羨ましいやらすごいなそのじいちゃん!て思うやらで心乱れるらしい。面白い。フィリップはちょいちょい発狂するのがすごく面白い。さすが柄本さん。

柄本さんはどちらかというと怖いイメージの役ばかり見てきた気がしてだからこういう私には役は新鮮だった。

さてまた戻って。シーラとジニィの初対面シーン。この段階でシーラはフィリップとジニィの関係について疑いだしている。オールドミスじゃないって知った瞬間怪しいと思ったはず。
ジ:フィリップとお話があるんです。仕事の!
シ:あっちにいるからお話されるといいわ。鍬がないってさわいでますけど。(苦笑)
ジ:??
シ:お昼、召し上がるでしょう? 今、仕度してるところなの。ゆっくりしてらして?
シーラがはけて次はフィリップがあずまやのほうに出てくる。
フィリップはジニィを見つけた瞬間から基本的に馴れ馴れしい。フィリップの認識としては電話では突っぱねていたジニィだけどちゃんと会いにきてくれたのだからまだ別れる気はないんだという感じ。でもジニィはきっちり話を付けるつもりで着ているから別れるのが前提。
でも、実際のところ別れるつもりならロンドンからはるばる電車でやってくるのは間違いだろうな。話を付けるつもりでも会いにきたことはたしかで、会いにきたのにもう私のことは放っておいて!は通用しない。むしろ男は付け上がるだけだ。男は女の話をまともに聴かないから。そういう部分がジニィの若さ、なのかもしれない。甘さ、ともいう。フィリップはなんだかんだで百戦錬磨でもあるからそういう甘さにつけ込むのが巧そう。とはいえ、女は怖いのでジニィも最後に隠し球をもっていたりするからどっちもどっちではある。

ただ、そういう男女の機微のずれとかがコメディを生むわけだけど、四人になってからは途中、あまりにもグレッグが気づかないからちょっとかわいそうでもある。コメディだけれど、イギリスと言えばブラックユーモアの本場ということで全体を通してみると女に騙されているばかな男として浮かび上がってきて喜劇こそ悲劇を芝居で表現していたような気がする。
ただし、グレッグ自身はそういうかわいそうな部分にまっっっったく気づいていないので最後まで悲しくなることはなくてジニィと一緒に両親とランチが出来てしあわせなまま帰っていくことになるので知らぬが仏というか気の毒だけど後味は悪くない。でもコメディだけどちょっと悲哀が入る。泣きはしなかったけどグレッグくん気の毒だな〜、かわいそうだな〜と途中思わせるくらいには。本人は気づいていないし平和でしあわせそうな笑顔をずっと振りまいていてくれていたけれど。

で。4人になったらどんどん話がこんがらがって記憶が遠い彼方になってきたけど、なにしろグレッグくんは良い子だ。
グレッグはまったくフィリップとシーラを両親じゃないって疑ってないって様子。
最初、ジニィとふたりのときは両親の家に行っちゃったら休みがつぶれる!てのとジニィが年上の男と自分を二股していて今も微妙に続いてるようで気に食わない!てのが同列にあったし、住所のメモとか普通ならしないものがあるからグレッグがジニィについて行ったのも両親に会いにいくのではなく、年上の二股相手に会いにいくというつもりがあるのかと思っていた。でもフィリップの家についてみたら全然疑ってるようすがなくてそこがん??てなったけど行ってみたら女の人が出てきたから二股相手に会いにいったのかも?て疑いはその時点でどこかへ行っちゃうのかもしれない。夫婦揃っているところへ愛人状態のジニィが会いにいくなんてさすがにないって思ったのかも。
でもフィリップとシーラを両親だと認めたグレッグはほんとに天使だ。
ジニィがあの女の人は私の母親じゃないと話だすシーンも、家庭の事情!ジニィは愛人の娘!と勝手に誤解して、おそらくはフィリップのことをどう説明するつもりだったかは不明だし二股相手だとまではいうつもりはなかったかもしれないけど、うまく話を作って今日は本当は両親にあいにきたんじゃなくてほかに用事があってきたの、と話を持っていくつもりだったジニィの画策はまったく伝わらずに勝手に悲しい子ども時代という記憶をでっち上げられることになるし、シーラがそれでもあの子は私の娘じゃないけどというシーンはひどいこの継母!となって怒り出すし、やっぱり気づいてないけどジニィのことを大切に思っていて本当にグレッグは良い子だ。でもやっぱりどこか抜けているのか、シーラがジニィを認めるようなことを最後に言ったらよかった!仲直りだ!というふうにシーラとジニィがフィリップを責めてるのことをまったく解っていないまま偽物の継母子を祝福しているしもうなにしろグレッグが良い子!だった。

フィリップは結局ジニィの存在がシーラにまるっとバレるし、バレた上でお父さんとお母さんて芝居をシーラにもされるし、でも、その前にヨーロッパ旅行の予定が一週間から二週間にのびてさらには六週間に延ばした上でジニィと最後の親子旅行したいとかいいだしているし結構こりてない。
フィリップはなんだかんだで自分の思う通りにできるつもりになってるんだろうな。でも、結局シーラにばれてちんまりしてでもグレッグは解ってないからみんなで口裏合わせてジニィとグレッグが帰って、グレッグがジニィの昔の男の証拠だってもってきてたスリッパが残って浮気が確定して怒っているシーラがぷりぷりしながらそれあなたのでしょ?みたくフィリップに渡すけど裏地の色が違うよとなって残されたフィリップとシーラは、え?じゃあこのスリッパだれのよ?となってスリッパにスポットライトが当たって終わる。暗転。
ジニィひどい。
残ったのはそれだったね。ジニィひどい;;
お隣のひとと面白かったですね〜!!!!でもジニィひどいですねwwと笑って話しました。

カテコは三回。藤原さんはさばさばした顔。
二回目、三回目はユイカちゃんが普通に手をふってた。可愛かった!

てか。グレッグかわいい!かわいすぎる!!!でもやっぱどっかかわいそうだな。なんも気づいてないし、女は怖いね?泣